ご挨拶

 このたび、看護管理コンピテンシー研究会におきましてホームページを立ち上げることになりましたので、ご挨拶申し上げます。
 本研究会は、2015年に第一回研究会を虎の門病院において開催し、以来、年一回10~12月に開催しています。第一回目から定員を超える参加申し込みをいただいており、より収容人数の多い会場を確保することで定員を増やし、2019年の第5回研究会には約100名の方にご参加いただきました。
 研究会では、さまざまな設置主体、規模、機能をもつ数多くの病院から、さまざまな職位の看護管理者が自身の管理実践事例を持ち寄り、2007年から虎の門病院で運用している「看護管理者のコンピテンシー・モデル」に照らして、行動の意図は何か、そのコンピテンシーで求められている要素を満たしているか、など熱心な検討が行われています。組織や職位が異なっても、看護管理実践を共有し、看護管理者のコンピテンシーという同じ土俵で議論することが可能であり、管理者として成果を上げるための学びが得られるという意見、感想が多くの方から寄せられています。
 また、日本看護管理学会学術集会において毎年インフォメーション・エクスチェンジを開催するとともに、研究活動にも取り組んでおり、看護管理者のコンピテンシー・モデルの信頼性の検証やモデルを活用した教育が看護管理者にもたらす変化を明らかにする研究を進めています。
 このように着実に成果を上げている会ですが、まだ発足から間もないこともあり、皆様への連絡や運営に未熟なところがあります。それをできる限り解消することを目的にホームページを活用することにし、徐々に充実させていこうと思っています。
 皆様のご協力を得ながら、看護管理者のコンピテンシー研究会がさらなる発展をとげますよう祈念しつつ、ご挨拶とさせていただきます。

看護管理コンピテンシー研究会 代表 宗村美江子